2018年3月は、いくつかの種の産卵行動に焦点を絞り、日々、観察し、撮影し、産卵周期のデータを
取ってみた。その観察にスポットをあてた種の1つ、「カサイダルマハゼ」
水中ガイドをしていると、数10年前からサンゴの白化やオニヒトデの影響で
明らかに彼らの住処であるサンゴが減ってきていると言えます。
ゲスト様に「カサイダルマハゼ」を見てもらえるだけで、貴重なことなのだと
数年意識して、個体を探しています。
3月13日、サンゴの奥底に産み付けられた、産み立ての白い「カサイダルマハゼ」の卵を確認。
クマノミ種のように産卵から10日~14日間ほどハッチアウトまで日にちがあると思いきや、
今年は水温が下がりきらなかったせいか、4日ほどでもういつハッチアウトしてもよさそうな成熟した卵に成長してきました。
そして5日後には、もう卵の中の赤ちゃんの成熟度はMAXに近い状態になっていました。
目玉はぎょろぎょろと力強く、内臓も完成形。
6日後には、もうハッチアウトしていて、親はあくせくと次の産卵に備え、
産卵場の掃除に没頭していたのでありました。
そして7日後には、再び白い卵が産みつけられており、
一気に産卵周期の間に子孫繁栄をしてしまうこの種の
繁栄方法が見えてきたのでありました。
ちなみに今は、4月2日の0:42分 4月1日の深夜ということになります。
3周期目の卵を観察しているので、
水温、時期が合致し、産卵行動を繰り返していることが観察出来ました。
おそらくこの周期は、あと1カ月ほど続くのではないかと、思い楽しみに観察を続けたいと思います。
カメラ派の皆さん、是非、リクエストしてほしい「カサイダルマハゼ」の産卵周期。
卵に時より、空気の入れ替えに来る各ヒレの動きは必見であり撮り時とみています。
アミメサンゴガニとのコラボなんかも面白く観察できています。(笑) 矢印は 卵です。
カニとのポジション争い、卵のお世話と奮闘する「カサイダルマハゼ」の子育て産卵周期
まさに今が旬っ!!
撮り時です。
自信を持ってご案内させて頂きますっ。
はい、ブログは久々、船長 兼 水中ガイド みねっちネタブログでした。
皆さまのご予約お待ちしております。
おやすみなさい。。。。。
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