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ニシキフウライウオの抱卵、放精、ハッチアウト撮影秘話 イエサブブログ特別編

0 Posted by - 2017年9月16日 - ブログ

石垣島で20年水中ガイドを続けさせて頂いておりますが、

この世界に入って、間もない頃、ニシキフウライウオのいう見たことのない生物に出会った。

この面白げな形、周りの環境に上手に溶け込む擬態力、何よりも

私は、いかにも枯葉ですぅ~みたいに泳ぐ、姿に一目惚れ。

一気にこの生物のファンになりました。

そこから、水中ガイドなりに、生物の行動や生態行動を把握。

このニシキフウライウオの子孫繁栄方法にも驚いたものでした。

メスの胸ビレの間に卵を抱卵保育、そこにオスが精をかけ受精。

保育期間を経て、大海原に旅立っていく。

そんなニシキフウライウオの子孫繁栄をカメラにおさめるチャンスがやって来た。

ニシキフウライウオに出会うだけでも珍しいのに、抱卵個体に出会えるなんて、まず、そこに

喜びました。初めて見つけたのは、2017、7月9日でした。

そこからこの個体に通う日々が続きました。7月12日、7月18日、7月21日、

7月24日、7月25日、7月26日。行くたびに、観察するたびに、抱卵の卵の成熟状況が変わり、

発達していくのが分かりました。時には、あれ?この前より、卵が少なくなったなぁ、なんてことも

しばしば。ニシキフウライウオのハッチアウトは、成熟した順番に旅立つというのは、知っていたので

数期間に及ぶ産卵、ハッチアウト期間に入ったなと確信し、7月27日早朝5時。

観察を続けた、ニシキフウライウオにカメラを向けました。

驚くほどに、普段とは異なる行動を繰り返し、見事、長年の撮影したかった夢とでも

いうべき、ニシキフウライウオの抱卵~放精~ハッチアウトの瞬間に立ち会うことが出来ました。

何枚か写真のご紹介。

楽しい時間をありがとう。ちなみに現在 9月16日この個体は、確認できていない・・・・

どこかでしっかりと生きていると、分かる気がする・・・

イエサブ 船長兼水中ガイド みねっちでした。

動画はこちら。イエサブFBでご覧いただければ嬉しいです。

バッチリ撮影出来ていますよ!!

https://www.facebook.com/%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%96%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%AA-225446510902885/

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